仕込み

🦌 知床の恵みを紡ぐ:斜里産エゾシカの自家製ソーセージ仕込み

— 知床の森が育てた命を、一本のソーセージへ。—

当店自慢の一品、『知床斜里産エゾシカの自家製ソーセージ』の仕込み工程を、写真と共にご紹介。地元の豊かな自然の力が、一本一本に凝縮されています。

① ファルス(肉だね)を練り上げる

知床斜里の地で、森の恵みを深く受け継いだ力強いエゾシカの肉が主役。

挽いた肉に塩とスパイスを加え、ミキサーの羽で一気に練り上げます。
肉と塩が結びつき、タンパク質が粘りを帯びてくる瞬間は、毎回胸が高鳴る工程。

ここで生まれる“結着”こそ、プリッとした弾力をつくる生命線。
見た目は地味でも、職人が最も神経を研ぎ澄ませる時間です。

② 手仕事の証:天然羊腸詰め

滑らかに仕上がったファルス(肉だね)は、天然の羊腸へと丁寧に詰めていきます。
一本に長く連なった姿は、まるで命の縄のよう。

ひねりを加えると、ふっくらと愛嬌のある形に変わり、
ソーセージとしての表情が一気に整います。

成形したソーセージは、いよいよスモーカーへ。

③ 香りの熟成:燻煙(スモーク) 

まずは表面を整えるための乾燥工程へと向かいます。

そして、いよいよ桜チップでの燻煙。
ふんわりと甘い煙がゆっくりと肉を包み、
時間とともに柔らかなブロンズ色へと変化していく姿は何度見ても息をのむ美しさです。

煙は“香りの熟成”。
知床の静寂のように深い香りが、ゆっくりとソーセージの中へ染み込んでいきます。

④ 旨味を封じ込める:丁寧な加熱

燻しあげたソーセージを、次は低温でゆっくりと火入れします。
この“焦らない熱”が、エゾシカ本来の滋味を引き立てる大切な工程。

最後に氷水へ一気に落とし込むと、皮がキュッと締まり、旨味が中に閉じ込められる。

丁寧に切り離された艶やかなソーセージを見て、「また良い仕込みができた」と、自然と微笑んでしまいます。

🍷 飾らない、大人のための逸品

一口噛めば、弾ける皮から知床の雄大な自然を凝縮した香りが立ち昇ります。

手間暇を愛する、大人の舌に捧げる自家製ソーセージ。

飾らないけれど、深く、豊かな味わいは、芳醇なワインにピッタリと寄り添った逸品に仕上がっています。

ご来店いただき、この物語の詰まった一本を、ぜひご賞味ください。

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